ラミシールはテルビナフィン塩酸塩を主成分とするアリルアミン系の抗真菌薬で、真菌の一種である白癬菌に作用し、水虫・たむしの症状を抑える作用があります。ラミシールには錠剤の内服薬、クリーム、外用液、外用スプレーといった種類があり、水虫の症状によって使い分けることで高い効果が期待できます。
ラミシールの特徴は、真菌細胞内への移行性にすぐれているため、低濃度でも強い活性を示すということです。主に外用薬が処方されますが、治りにくい場合は内服薬を併用して治療します。外用薬のうちクリームは市販されており、医師の処方がなくても購入できますが、内服薬は医師の診断・処方を受けないと入手できません。市販されているクリームは、医療用と同じ処方になっています。
3種類ある外用薬はいずれも濃度1%となっています。クリームは症状が見られる部分にやや広めに塗ります。外用液は修正ペンのように先端を押し付けると一定量が出る仕組みになっており、やはり広めに塗るようにします。スプレーは通常患部から2~3cm、患部が広範囲にわたる場合は5cmほど離して噴霧します。患部の場所や状態によって医師が最適な種類を選択・処方します。
市販品のラミシールにはプラスクリームとATクリームという2つの種類があります。ATクリームはテルビナフィン塩酸塩のみのシンプルな処方ですが、プラスクリームにはかゆみを抑えるクロタミトンや炎症を抑えるグリチルレチン酸など不快な症状を抑える成分も配合されているのが特徴です。
外用薬は局所的な作用にとどまるので副作用はほとんどないのが特徴ですが、錠剤は胃の不快感や吐き気、下痢や腹痛、発疹やかゆみといった副作用が出ることがあるので注意が必要です。